URGE — Uniform Resource Generation Environment
URGE™は、オフィス・アウターガイが独自に開発した、PHPによる小~中規模サーバーの運用管理に向くフレームワークです。
ダウンロード可能ファイルのライセンスは、クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 2.1 日本(CC BY-NC-SA 2.1 Japan)に基づきます。
概要
URGEは、ウェブサイトの運用から管理までを幅広くサポートするCMSであり、高度な機能を軽量かつコンパクトに提供できる特長を備えています。環境面における制約の厳しいホームサーバーを含め、小規模から中規模のサーバーにおいて最適に機能するように設計されています。
入力データ(HTMLやXHTML)の解釈および出力
URGE上で提供されるページは、HTTPパーサーによって解釈された後に出力されます。パース過程において、サーバー依存変数の埋め込みなどの処理が行われます。
ナビゲーションリンクの生成
ウェブサイト内での絶対位置を示す「ナビゲーションリンク」の自動生成を行います。サーバーを移転したり、ウェブサイトの構造に変更が生じたりしても、デッドリンク発生の心配がありません。
通信量の低減
gzipまたはdeflate形式によるデータの圧縮転送を行います。転送量を1/2程度に抑えられるため、帯域を有効活用するとともに、スムーズな通信を可能とします。
※HTTPパーサーの処理を介さないデータ(画像ファイルなど)は、圧縮転送の対象外です。
負荷の軽減
HTTP HEADリクエストやIf-Modified-Since:リクエストヘッダー、Last-Modified:レスポンスヘッダーに対応しており、不要なレスポンスを発生させません。
生成済みデータのキャッシングと再利用
HTTPパーサーが生成したデータをページキャッシュとして保存しておくことにより、次回以降の同一リクエストに対する負荷が大幅に軽減されます。元のデータが更新された場合には自動再生成を行うため、ページキャッシュは常に最新データで置き換えられます。
アクセスログの出力(ユーザートラッキング)
アクセスログをCSV形式で出力します。HTTPサーバー標準のログよりも取り扱いが容易なため、日常的なサーバー管理・分析に役立ちます。
デザインテンプレートの適用
コンテンツとデザインを完全に分離することで、画面レイアウトの統一性を考慮する必要がなくなり、無駄な作業から開放されます。
データベースの不使用
データベースシステムに必要なメモリー・ストレージのフットプリントを削減し、メンテナンスを容易にします。
採用例
URGEは、以下のウェブサイトやブログで活用されています。
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